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機械翻訳ポストエディットのQA — 「書く」から「直す」への転換で何が変わるか

機械翻訳ポストエディット(MTPE)は、単に「機械翻訳を使う」という話ではなく、特定のワークフローを指します。機械翻訳エンジンがすべての文字列の下訳を作り、人間のポストエディターは白紙からではなくその下訳をもとに作業します。この順序は重要です。ゼロから訳す翻訳者と、下訳を直すポストエディターとでは、頭の使い方がまったく違い、それに応じてすり抜けるエラーの種類も変わります。

MTPEで何が変わるのかを理解しているかどうかが、「人間が最初から書いた文章」を前提としたQAプロセスのままなのか、MTPEが実際に生みやすい問題をきちんと拾えるプロセスなのかの分かれ目になります。

ライトポストエディットとフルポストエディット

ポストエディットは通常、エディターにどこまでの変更を求めるかで段階が語られます。ライトポストエディットは最小限の手直しで正確かつ理解可能な訳文を目指すもので、意味の誤りは直しますが、ぎこちなくても正しい言い回しはそのままにします。フルポストエディットは、ゼロから人間が訳したものと区別がつかない品質を目指すもので、正確さだけでなくスタイルやトーン、自然さも対象に含まれます。

この区別はQAにとって、レビュアーがどの基準で見るべきかを決めるという意味で重要です。ライトポストエディットのパスで、多少硬いが正確な文を欠陥として指摘するのは基準を取り違えています。逆にフルポストエディットのパスで同じ硬さを見逃すのは実質的な抜け漏れです。

「流暢だが間違っている」は見つけにくい

機械翻訳の出力に対するQAの本質的な難しさは、意味的に間違っていても文法的には流暢に読めることが多い点にあります。人間の翻訳者が時間に追われて意味を取り違えたとき、たいてい周辺の言い回しもぎこちなくなり、そのぎこちなさがレビュアーの目を引く目印になります。機械翻訳の誤りは対象言語として滑らかに読めることが多く、表面上「何かがおかしい」という手がかりがありません。自然さだけを目で追うレビュアーは、アイテムの効果やクエストの条件が変わってしまうような誤訳を、文が「おかしく聞こえない」という理由でそのまま通してしまいます。

つまりMTPE出力のレビューは、流暢さだけが示唆する以上に、意味を原文と照らし合わせて確認する必要があります。ここでは流暢さは、人間が犯す誤りの場合ほど正しさの証拠にはなりません。

一つのファイル内での用語のブレ

機械翻訳エンジンは、パイプラインが用語集や翻訳メモリを明示的に文脈として与えない限り、3行前で同じ用語をどう訳したかという記憶を持ちません。そのため、同じ原文の用語が一つのファイルの中で二通り三通りに訳し分けられることがあります — たとえばアイテム名がツールチップとクエスト説明で別々の訳になっている、といったケースです。人間の翻訳者はファイルを通しで作業する中で、指示されなくても一貫性の方向に自己修正しがちですが、機械翻訳エンジンにはそうした傾向が組み込まれていない限り期待できません。

これを捕まえるには、ある原文用語の訳語をファイル全体でスキャンする用語一貫性チェックか、ポストエディターが下訳の内部整合性を信用せず用語集と突き合わせて確認する運用のどちらかが必要です。

フォーマットトークンは機械翻訳の段階そのもので壊れうる

プレースホルダーやタグなどのフォーマットトークンは、機械翻訳エンジンが主として保持するように作られていない種類のコンテンツです。{0}や<b>のようなトークンは、人間が文章を目にするより前の翻訳処理の段階で、脱落したり重複したり、自然な語順に合わせて並べ替えられたり、周囲の空白が変わったりします。

source: "Deal {0} damage to all enemies within {1}m."
MT out: "{1}m以内のすべての敵に{0}ダメージを与える"  // 正常な例
MT out (drift case): "すべての敵にダメージを与える範囲は{1}メートル"  // {0}が消えている

ポストエディット後もフォーマットチェックは必要

人間が一度レビューした文字列なら、フォーマットの問題も一緒にカバーされているはずだと考えたくなります。しかし実際にはそうなりません。意味と流暢さを読んでいるポストエディターは、トークン単位の細部に確実に注意を払っているわけではないからです。全体として流暢で意味も正しい文の中でプレースホルダーが一つ欠けていても、それがなくても文として成立してしまうため、見逃されやすいのです。

だからこそ、プレースホルダーの整合性やタグの対応といった自動フォーマットチェックは、人間がすでにレビュー済みかどうかにかかわらず、ポストエディットの前だけでなく後にも必要です。この二つのチェックは異なる種類の問題を見ており、どちらかがもう一方の代わりにはなりません。

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